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2010年10月4日月曜日

何やってんの?厚労省

何やってんの?厚労省は
当事者たちもそんなようなことを感じていた模様

政権交代の立役者だった「ミスター年金」こと厚生労働大臣の長妻昭氏
大臣就任以降は、下野した自民党から年金問題に限らず、矢継ぎ早な厚生労働関係の質問攻めにあい、すぐに限界を露呈しました

口さがのない言い方ですが、彼は「伝声菅」に過ぎなかったのです
野党時代、どこかからあるいは別の議員から「攻撃材料」を仕入れ、それを国会へ送り届けるだけのことしかしてこなかった

自分の興味のあることしか頭に入れず、また最悪なことに「代案」を用意していなかった

自民党政権時代、厚労省は毎年2000億円の社会保障費のシーリング(伸びしろの抑制)や、後期高齢者医療制度の創設(高齢者の医療費の切り分け)など、大局的に見て必要であろうことにまで、理念なき「反対のための反対」を繰り返してきました

反対をするのなら少なくとも代案を用意しておくべきでした

少なからぬ傲慢さを感じていたのですが、それはどうやら当事者...と言うか長妻氏のしたで働いている若手の職員たちも身に染みて感じていたようです


「長妻大臣指示に納得」1%…厚労省職員調査

厚生労働省の職員が、長妻厚生労働相ら同省に常駐する政治家の対応に不満を抱いていることが28日、二つの調査で明らかになった。

厚生労働省が同省職員を対象に行ったアンケート調査によると、長妻厚労相ら政務三役から「現実的なスケジュール感の観点から納得のいく指示が示されている」と思う職員はわずか1・0%だった。

アンケートは、長妻氏の肝いりで設置された同省の「若手プロジェクトチーム」が職員の意識を探ろうと行った。出先機関などを除く本省職員約3200人に無記名方式で実施し、うち約750人が回答した。

「現在仕えている上司について当てはまると思うものはどれか」と複数の選択肢を示して質問したところ(複数回答可)、長妻氏や副大臣、政務官の政務三役に対しては、「おごりを感じる」が48・0%に上った。一方、「厚生労働行政に対する想おもいやビジョン(構想)が伝わってくる」は14・5%、「速やかに相談できる」が1・2%と低い評価だった。

自由記述では、「(長妻)大臣と(職員と)の不信感が著しい」などの指摘もあった。

長妻氏は28日夜、「チームには、耳が痛いことを言ってくれと指示していた。政治主導がどういうものか、省内に説明が届くようにしたい」と記者団に語った。

(一部省略)
2010年7月29日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100728-OYT1T01171.htm

類似記事検索→http://news.google.com/news/story?ncl=dVMLYEb7nYBNSJMzb5HMKPJty-eaM&hl=ja&topic=p&ned=jp

本省勤務約3200人 うち750人が回答」って意外に少ないですね
ところで上記記事では掲載されていませんが、長妻氏は「提言してもらった方々の勇気と労力に敬意を表します」(MSN産経ニュース)と言っており、誰一人謝ることをしない民主党内では珍しいなと思いました

なお、政務三役のほかの二人はそれぞれ、

長浜博行氏「『おごっている』の意味が一体何を指しているのか。政治家は国民意識から離れている場合は選挙で負けるが、公務員にはそういった機能がない」(同産経)
山井和則氏「信頼関係をつくるにはどうすれば良いか」(日本経済新聞
と言っており、思わず「それが驕りだよ!」とツッコんだのは笑い話でしょうかねぇ

しかし、わざわざ「プロジェクトチーム」(こう読んでいるのが毎日新聞だけなのだが...?)を発足させたのに、まさか身内からここぞと攻撃されるとは思っていなかったんでしょうけど、それにしてもお粗末すぎる

本当に何をやってるんでしょうねぇ、彼らは
政治以外の話題に事欠かないけど、まさか焦点をそらすためにわざとやってるんでしょうか??

ところで長浜氏は「政治家は国民意識から離れている場合は選挙で負ける」と言っていますが、直近の選挙結果をどのように受け止めているのでしょうね


2010.8.2

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