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2010年10月4日月曜日

国会議員票...


菅直人小沢一郎
国会議員票412(50.7%)400
地方議員票60(60%)40
党員・サポーター票249(83%)51
合計ポイント721(59.48%)491
()内は得票率

民主党代表選挙の結果は以上でした

民主党だけなので国民の直接の声ではないにしろ、党員・サポーター票の実に8割が菅氏の再選を支持していますが、国会議員・地方議員の票はその声とは乖離しています

正直、国会議員票がここまで拮抗したと言うのは驚きでした
菅氏は国政を進める上でこれを無視することはできないでしょうね

菅氏の政治手法を「自民党と同じ」などと小沢氏は言っていましたが、利益誘導型の景気対策しか思いつかない彼自身こそが「自民党と同じ」です
そこんとこマスコミには突っ込んでほしかったですね

それと「自民党と同じ」を毛嫌いする民主党ですが、そんなものを錦の御旗にしているようでは、政権交代前にずっと反対のための反対を繰り返していた頃と進歩がありません

たんなるセキツイ反射で政治をされたら困ります

自民党と同じだろうがなんだろうが、実行力のある政策を積極的に打ち出していってもらいたいものですね




豪腕に期待?

ところで小沢氏の「手腕」とやらに期待していた人たちは、彼のどこを見てそんなことを言っていたのでしょうね??

小沢氏は自民党時代もあまり表に出ることはなく(幹事長にまでなったのにせいぜい国会対策)、当時の自民党大物議員の腹心として選挙前や国会対策費に実弾をばら撒くぐらいしか功績はありません

民主党での幹事長時代、鳩山党首は総理として行政の長であり、党の実権は間違いなく氏の下にありましたが(鳩山氏に実権がなかった、のほうが正しいのでしょうけど)、そのとき何をやったかって軽く調べてみたんですが

・天皇特例会見
・官僚答弁の禁止(内閣法制局長官答弁だけかも)
・議員立法の禁止

くらいしかヒットしませんけど

「政治」の実績は皆目見当もつきませんが、「政局」については右に出るものはいないと思います(注:褒めてないですよ)

特にトラック業界、主婦層、農業従事者に訴えかけた2009衆院選マニフェストは大成功を収めましたね

ちなみにそれぞれ、高速道路無料化(トラック業界)、子ども手当て(主婦層)、個別所得保障制度(農業従事者)です

浮動票への露骨な「撒き餌」でしたが、予算措置のあてのない空手形に騙された人は多かったと思います(もちろん当時の与党への「嫌気」も相当あったはずです)

誤解を恐れず言いますが、特に一日ずっと農作業をしている農家の人たちは政治の良し悪しなど無頓着で、この個別所得保障制度に釣られた人は多かったはずです


ここまで書けばご賢察の方も多いと思いますが、私は小沢氏が嫌いです
反吐が出るほど嫌いです

なので次善の策として、菅氏の勝利を期待していました

菅氏には、政治や経済についての見識を深めるだけでなく、政局を見る本当の意味での実力をつけてほしいですね

菅氏、小沢氏、いずれが勝っても政変が起こるものと思っていたのですが、全く読みが外れましたね
小沢氏なら政権与党の座を失ってでもキャスティングボード目当てに党を割ると思っていたのですが(民主党の国会議員の半分が総裁選で約束されたわけですからね)

党内調整にあたることになる幹事長の座には、小沢氏に次ぐ規模のグループを持つ鳩山氏が本来なら有力だと思いますが、いかんせん氏は平和の象徴でしかなく、戦略や他人の関心には疎いので難しいところです

戦後で最も良き治世が求められていますが、あまり欲を言ってもないものねだり
まずは国政が停滞しないことを望みます

2010.9.14

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