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2010年11月4日木曜日

「バラク・オバマ民主党の大敗」と「菅直人民主党の大敗」


しばらく更新が滞ってしまった...読んでくださっている方には申し訳ありません。
言い訳ですが、なんだか分からないけど忙しくて(笑)

さてさて、本日の話題は遠くアメリカで起こった「民主党の大敗」と言う“事件”です。事業仕分けを期待していた人がいたら本当に申し訳ないですが、あまり興味がないので^^

今回のアメリカ中間選挙の結果が、日本での2010参院選の結果と良く似ているのに対し、その経過は決して似ていない――そう思っているのですが、みなさんはどのように感じられたでしょう。

確かに似ている点もありますけどね。順を追って見てみましょう。

ところでアメリカの先の大統領選の時点では『国民皆保険制度の導入』などの主要な政策・方針が、有権者の興味の対象ではなかったように見受けられます。オバマ民主党不支持の理由は、1に「アメリカ経済の復調が見えない」こと、そして2に「国民皆保険制度そのものの是非」だったように記憶しています。オバマ民主党は初めからこれらの方針を掲げて選挙戦を戦いましたが、選挙から1年以上経って国民皆保険制度が批判の槍玉に上がったときには違和感を覚えました。

だったら初めっから「国民皆保険制度はイヤ」って言わんかい、と。

では日本を引き合いに見てみます。日本は数年前からマニフェストが選挙戦の目玉として取り入れられました。ですが、それを戦わせることで政治をブラッシュアップする当初の「マニフェスト選択選挙」の理念とは裏腹に、日本国民はあまりマニフェストに興味がありませんでした。言うなれば国民が民主党のマニフェストに賛同して票を入れたのではないと言うことです。その証拠に、マニフェストの修正もやぶさかではないと発言した新総理の菅氏にも批判があまり集まりませんでした。

確かにこのあたりは似ているような気がします。しかしここで指摘しなければならない大きな相違点があります。それはアメリカの共和党が盛り返した要因には、揺り戻しだけではなく「ティーパーティ」と言う大きな国民的運動があったことです。国政に関与すること、意見すること、議論することに、アメリカはためらいがない。

と言っても、これは逆に日本が政治について会合や議論を持つことに閉鎖的であることのほうが異常なのですが。

ともあれ、アメリカがまがりなりにも積極的に民主党を選択し、そして今回は逆に共和党を支持したわけです。
しかしながら日本は2009衆院選・2010参院選、いずれのときも国民的な運動が起きて勢力図を塗り替えたのではなく、あくまで現政権への嫌悪感や拒否反応から消極的選択として対抗勢力を支持したに過ぎません。

これには大きな違いがあると考えるのですが、みなさんはいかがでしょうか。

とかく日本は、高校生くらいから厭世的になり、それが卒業できないまま社会人になっているような気がします。何か話題があってもダメ出しばかりで建設的な意見がなく、しかもその場限りだから次回につながらない。もちろん国政の場にまで声が届くこともありません。

一昔前は、それでも家庭内で活発な議論がありました。しかし全共闘のような極端な発露があったせいで、日本はそういった議論をすることに臆病になっているふしがあります。

国旗を掲げれば右翼と見なされ、思想が赤ければ左翼と見なされ、日本はそのレッテル貼りにより政治的な言論を封殺されてきました。ですが私たちは生活していると、どこかで政治という壁にぶち当たることは間違いありません。そのたびに方向転換して当たり障りなく暮らしていては、いつか八方ふさがりになってしまいます。

たまにはその壁を叩いてみたりして、またはみんなとよく観察してみたりして、それが本当に必要な壁なのか検証してみることが、今までそれを避けてきた日本には必要なことなのではないでしょうか。

その壁は、押してたおしてみたらどこかへつながる架け橋なのかも知れませんし。

2010年10月9日土曜日

実在する「チャイナ・リスク」へのそなえは日本にないようだ

本題の前に、このニュースから...

中国がフジタ・高橋さん解放…拘束は中国人船長と同じ19日間
サーチナニュース 2010/10/09(土) 18:08
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1009&f=politics_1009_005.shtml

河北省石家荘市の国家安全局は9日、軍事管理区に無許可で進入して撮影をしていたとして、身柄を拘束して取り調べを続けていた日本の準大手ゼネコン・フジタの社員の高橋定さんの「居住監視」を解く決定をしたと発表した。高橋さんは手続き完了後、「監視居住地」を離れたという。中国新聞社などが報じた。

海上保安庁が尖閣諸島沖合の日本領海内で操業し、同庁巡視船に自船をぶつけたなどとして、中国漁船船長を逮捕したのは9月7日。那覇地検が釈放を発表したのは同24日で、実際の釈放は25日未明。一方、高橋さんから「助けてほしい」との携帯メールがあったのは21日で、同日に身柄を拘束されたとみられる。釈放されたのは10月9日。

中国政府は、漁船船長の逮捕と高橋さんらの拘束は「無関係」と説明していたが、身柄拘束の日数は、どちらも「あしかけ19日間」となった。フジタ社員は当初4人が拘束されたが、3人は9月30日に解放された。1人だけ拘束を続けていた高橋さんを「拘束19日」で解放したことで、日本人の拘束は「報復措置だった」との疑いの声が、改めて高まる可能性がある。

中国メディアは、高橋定さんの「居住監視」解除について、事実だけを短く伝えた。(編集担当:如月隼人)

++++++++++++++++
転載終了

何はともあれ、解放は良かったと思います。個人的にはタイミングを同じくして「内閣官房報償費」(いわゆる機密費)からお金が支出されていないか懸念が残りますが。

独裁政権と言うと軍部が政治も掌握する軍事独裁政権が連想されがちですが、中国は中国共産党が軍部をも掌握するまさに「一党独裁政権」であることは、誰の目にも明らかなことです。対日のレアアース輸出を事実上規制していること、そして今回のフジタ社員の不当な拘束には法律によらない判断があり、中国共産党の指導部による関与していたものと考えられます。

法の裁量を超えた規範意識のない中国のふるまいは度しがたく、本来なら国際社会から孤立してもおかしくないものです。今でこそ人民元安や巨大市場から強気な態度を批判から守っていますが、これらの中国の強硬な態度は将来大きな禍根を残すことになるでしょう。一刻も早い民主化が望まれるところですが、中国は人権弾圧も非常に露骨で歯止めがなく、急激な変化は難しいのでしょう。


中国、民主派の行動監視を開始 ノーベル平和賞で緊張
共同通信 2010/10/09 19:29
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100901000660.html


これらの弾圧は、北朝鮮が金一族体制の崩壊を最も恐れているのと同じく、中国共産党指導部が民主化をもっとも恐れていることの証左とも言えるのですけどね。

中国でノーベル平和賞を受賞した劉暁波と言う人物は、中国共産党がタブーとして国民から情報をシャットアウトしている「天安門事件」で功績を挙げた人物のようです。天安門事件と言えば当時は日本の報道でも流れたので30代以上ならご存知のかたも多いと思いますが、人民解放軍(国軍でもあるがもとは中国共産党の私兵)による凄惨な武力弾圧の様子を思い浮かべてしまいます。ノーベル平和賞受賞の知らせを受けて国際社会や各国の首脳は、中国への非難と劉氏の解放を求める態度を明確にしています。しかしながら日本政府は批判も解放要求もしておらず、弱腰どころか主体的・大局的な判断を失っていると言わざるを得ません。

レアアースに始まる貿易上の関係や尖閣諸島での主張の違いなど、今後、より複雑化・明確化していく日中の懸案事項は、中国の規範意識や自浄能力が結果を大きく左右することは間違いありません。日本はかつて「良識あるアジアのリーダー」としての役割を期待されていましたが、今となっては中国の巨大さに見る影もありません。この巨大で高圧的な隣人に日本がどのように関わっていくべきか、国家の大計となるその戦略を見つめなおす――あるいは一から構築しなおす必要があるのではないでしょうか。

天安門事件で思い出しましたが、中国がひた隠しにしたがっている近現代の凄惨な事件に「文化大革命」があります。そこからつい盛大な笑い話としてこの件を思い出してしまいます。

事業仕分けについて、当時の行政刷新相の仙谷氏の発言
「政治の文化大革命が始まったのではないかと――」

文化大革命を美談にしているこの発言は、不勉強極まりなく、しかも中国共産党の立場と同じであり、不幸にもこの武力弾圧で亡くなった人のことを思えば、政治家が口にしていいものではありません。日本が他国からどのように見られるか、それを考えただけでも仙谷氏の発言は軽率であったものと思いますが、みなさんはいかがでしょうか。彼を選出した選挙区には是非ともこの事実を議論していただき、政治家を選出することの重要さを改めて認識していただきたいと思います。

日中はこれから待ったなしの正直なぶつかりあいを演じていくことになります。

どうすれば日本が「良きケンカ相手」として中国と肩を並べることができるのか、私には皆目見当もつきません。しかし中国と対等に会話をすることができず、逆に卑屈な尊敬語でおもねることしかできないような政治家は、日中の健全な戦略的互恵関係にはむしろ逆作用を表すのではないでしょうか。

そして政治家は「家庭における父親」のような存在であることを自覚し、「家族」である日本人の国益を考えながらじょうずに他国とケンカしていってほしいものですね。

2010年10月6日水曜日

怒ること、しかることの違いが分からない大人へ


当方アラサーってやつです。
アラウンド・サーティ、つまり三十才前後ってことです。
仕事をしていてこの年ですと、しかるほう、しかられるほうと両方の立場でもあるわけです。それで要望と言いますか、しかられていて「あまり効果的なしかりかたではないな……」とか、「この人は何を言っているんだ?」と思うことがとみに多いので記事にしました。
要するに、しかりかたが『なっちゃいない』大人が多数散見されるのです。
もちろん、しかってる人に「あんたしかるの下手だな」なんて言えないわけですから、反感ばかりがつのります。これは何も、仕事中にだけ言えることではないと感じたので、せっかくだからまとめてみたわけです。
さて、では何を持って「良いしかりかた」「悪いしかりかた」なのか。
そんなの一言で表せないから困ったものです。
まずは具体例を例示していこうと思います。

  • 声が大きい
威圧的です。悪意の有無は関係ありません。
それと、見てて小沢一郎の恫喝会見と同じでみっともないです。
  • とにかく長い
これはおじさんおばさんの年代に多いですね。 話しているうちに最初に自分で言ったことも忘れるらしく、どれだけまじめに聞いていても同じことを2,3回言います。また、言われているほうも何の話だったのか、どこを指摘されているのか見えづらくなり、けっきょく解決しないことがあります。
しかも話しているうち、いつの間にか別の話題まで持ち出してきて、あまつさえそっちについて話しているうちにまた別の話にまで及び始め、あーだこーだと注文をつけ始める。ひとつ怒られると二つ三つと言うものですから、これはしかられてる者の士気も著しく損耗させます。
  • 説明する機会を与えない
何か理由があったのにそれを聞こうともしない態度は最低です。十分に釈明の余地を与え、しかも話の腰を折らずに最後まで聞いてあげましょう。そもそも全体を把握しないと適切なアドバイスをすることはできず、見当違いな注文ばかりになってしまいます。
  • 「前にも同じこと言ったでしょ」は禁句
以上3つは、特に小さな子どもを抱える若いお母さんに多いように見受けられます。
「前にも同じことを言った」のに解決していないのは、それは前述のいずれかをクリアしておらず、相手が納得していない可能性が高いです。また、「あんたも人の話を聞かないだろ」とか思われたらやっぱり不満ばかりになってしまうどころか、本当に人の話を聞かない人物だった場合にはそれを棚に上げているわけですから信用を失います。
特に小さな子どもは「言った」ことをいくつも覚えられません。また小さくなくても、言われるまで忘れている人も多いでしょう。一度「言った」ことを覚えるまで多少は根気がいるのは、どなたもたいていは胸に手をあてれば思い当たるはずです。

さて、ここまで書いていくとだんだん「効果的なしかりかた」についても、それぞれで見つけられたかたもいるのではないでしょうか。ここでは私なりの回答を示しますが、みなさんがそれに凝り固まることなく、自分なりの模範解答をいつまでも模索し続けることが一番重要なんじゃないかなと感じます。
総括すると、
  1. 何について指導しているのか(しかっているのか)、明確にすること。
  2. 相手に十分な説明(言い訳でも)の機会を与えること。
  3. 説明(言い訳)を途中でさえぎらないこと。
  4. 相手が言い終えても自分はすぐに話し始めず、続きがないことを確認すること。
  5. 一方的な通告にしないこと。
になると思います。
私なりの「しかりかたのルール」ですが、ひとつ共通点としていえるのは、相手のために「しかっている」または「諭している」のではなく、自分の感情のままに「怒って」しまっていると思うような効果が得られないと言うことです。これでは何のためにエネルギーを消耗しているのか分からなくなってしまいます。

日本の人口は純減に転じました。これから人口が減少していくに従い、職場の人間は減り、家庭もかつてと違って親と同居しなくなり、「しかりかたのお手本」はどんどん少なくなっていきます。また、近年から「ゆとり世代」が社会へ進出して「社会人」そして「親」になっていきます。だからこそ今、しかりかたはとても重要な日本のテーマになっていくものと確信しています。
だからと言って「効果的なしかりかた」をしていない人がいたら逆指導しろと言っているのではなく、これらの論考を踏まえて冷静に対処していくことが、もっとも賢いやりかたになるのかなと感じています。

2010年10月4日月曜日

連合ニュースより


今日の歴史(10月3日)
1274年:高麗・元の連合軍が日本撃退 

1953年:新刑法を公布・施行

1967年:浦項総合製鉄の起工式

1991年:北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席が中国訪問

2001年:国際民間航空機関(ICAO)理事国に選出

2005年:慶尚北道の尚州市民道場で圧死事故発生、11人死亡、96人が負傷

2006:北朝鮮外務省が「核実験をする」と公式宣言

http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/09/14/0800000000AJP20100914003300882.HTML




ちんみに聯合ニュースとは...
(wikipediaより)
聯合ニュース(れんごうニュース)は大韓民国を代表する通信社である。


まぁ、そんな国ですよ^^;

国会議員票...


菅直人小沢一郎
国会議員票412(50.7%)400
地方議員票60(60%)40
党員・サポーター票249(83%)51
合計ポイント721(59.48%)491
()内は得票率

民主党代表選挙の結果は以上でした

民主党だけなので国民の直接の声ではないにしろ、党員・サポーター票の実に8割が菅氏の再選を支持していますが、国会議員・地方議員の票はその声とは乖離しています

正直、国会議員票がここまで拮抗したと言うのは驚きでした
菅氏は国政を進める上でこれを無視することはできないでしょうね

菅氏の政治手法を「自民党と同じ」などと小沢氏は言っていましたが、利益誘導型の景気対策しか思いつかない彼自身こそが「自民党と同じ」です
そこんとこマスコミには突っ込んでほしかったですね

それと「自民党と同じ」を毛嫌いする民主党ですが、そんなものを錦の御旗にしているようでは、政権交代前にずっと反対のための反対を繰り返していた頃と進歩がありません

たんなるセキツイ反射で政治をされたら困ります

自民党と同じだろうがなんだろうが、実行力のある政策を積極的に打ち出していってもらいたいものですね




豪腕に期待?

ところで小沢氏の「手腕」とやらに期待していた人たちは、彼のどこを見てそんなことを言っていたのでしょうね??

小沢氏は自民党時代もあまり表に出ることはなく(幹事長にまでなったのにせいぜい国会対策)、当時の自民党大物議員の腹心として選挙前や国会対策費に実弾をばら撒くぐらいしか功績はありません

民主党での幹事長時代、鳩山党首は総理として行政の長であり、党の実権は間違いなく氏の下にありましたが(鳩山氏に実権がなかった、のほうが正しいのでしょうけど)、そのとき何をやったかって軽く調べてみたんですが

・天皇特例会見
・官僚答弁の禁止(内閣法制局長官答弁だけかも)
・議員立法の禁止

くらいしかヒットしませんけど

「政治」の実績は皆目見当もつきませんが、「政局」については右に出るものはいないと思います(注:褒めてないですよ)

特にトラック業界、主婦層、農業従事者に訴えかけた2009衆院選マニフェストは大成功を収めましたね

ちなみにそれぞれ、高速道路無料化(トラック業界)、子ども手当て(主婦層)、個別所得保障制度(農業従事者)です

浮動票への露骨な「撒き餌」でしたが、予算措置のあてのない空手形に騙された人は多かったと思います(もちろん当時の与党への「嫌気」も相当あったはずです)

誤解を恐れず言いますが、特に一日ずっと農作業をしている農家の人たちは政治の良し悪しなど無頓着で、この個別所得保障制度に釣られた人は多かったはずです


ここまで書けばご賢察の方も多いと思いますが、私は小沢氏が嫌いです
反吐が出るほど嫌いです

なので次善の策として、菅氏の勝利を期待していました

菅氏には、政治や経済についての見識を深めるだけでなく、政局を見る本当の意味での実力をつけてほしいですね

菅氏、小沢氏、いずれが勝っても政変が起こるものと思っていたのですが、全く読みが外れましたね
小沢氏なら政権与党の座を失ってでもキャスティングボード目当てに党を割ると思っていたのですが(民主党の国会議員の半分が総裁選で約束されたわけですからね)

党内調整にあたることになる幹事長の座には、小沢氏に次ぐ規模のグループを持つ鳩山氏が本来なら有力だと思いますが、いかんせん氏は平和の象徴でしかなく、戦略や他人の関心には疎いので難しいところです

戦後で最も良き治世が求められていますが、あまり欲を言ってもないものねだり
まずは国政が停滞しないことを望みます

2010.9.14

議員立法事務費


まずね、議員立法事務費とはなんぞやと
正式には「国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律」って言うらしいですけどね

これがどうも議員に個別支給されるのではなく、会派に支払われるんですって

で、民主党...と言うか小沢一郎氏って「議員立法」を禁止してるんですよね

まぁそれだけなんですけどね

法人税減税の大義

課題の方に書こうかと迷ったのですが、世相の寸断よりも個人の所感としての言葉が多くなりそうだったのでこちらにしました

法人税引き下げは日本を弱体化させる
JB PRESS 2010.8.7 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4159

毎度毎度JB PRESSは記事が長いので割愛 A^^;
先に言わなければならないんですけど、この記事の題に言う「法人税引き下げ=日本弱体」には、私は否定的です

ただ各論としては私の持論に近い部分が多かったので紹介しました
と言うのも、「さざなみ景気」と言われた時期も、リーマンショック後の時期も、景気の短観などで共通しているのが「家計の持ち直しが見られなかった」こと

主な理由は、①企業が持ち直しても景気の悲観から内部留保へ回されたこと、②株主からの要求が高じており株主配当へ回されたこと、などがあるように思います

この問題をクリアしていかないと、法人税を引き下げることに説得力はないと思います
それとも相対的な競争力の衰退だけを念頭に法人税引き下げを論じているのでしょうか

もしそうならいつまで経っても日本は外需頼みのまま、成長を続ける周辺国からずるずると置き去りにされていくのみです


要するに、

労組は働きなさいよ!
って思うわけです
と言うと労働組合に依拠しているようですが、私はむしろ労組は嫌いです

しかし政権交代以降、とみに政治との関係性を強めている連合(表向きはおとなしいもんですが)が何ひとつ労働者のためになることをやっていないのは腹立たしい

最低賃金1,000円なんて暴論を主張するつもりはありませんが(今年も例年通りの上げ幅になりそうですね...)、「有給休暇を気兼ねなく使える職場作り」(=体制作り)なら誰からも賛同を得られるんじゃないですかね

有給使い切る国の1位はフランス、日本は最下位ロイター 2010.8.10http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-16692220100809


GDPの成長やデフレの脱却のためには、労使の双方が真摯に本音でぶつかる必要があると強く思う今日このごろ

私は政府と連合の蜜月関係にばかり気をとられていますが、将来成長性の観点に立って言えば使用者側――つまり経団連には、将来的な内需の増進にもうちょっと責任をしょいこんでもらいたいものです


あ、別に言う必要ないですけど、経団連も嫌いです

2010.8.10

地域の役割と領分

また領分と言う言葉を使ってしまいました
使い勝手がいいですよね

さて、この話題は鹿嶋市HP「みんなの広場」にあった、住民体育祭についての書き込み(タイトル「年寄りだけで何とか・・・」)から、思うところあって取り上げました

体育祭に限らず、地区の行事への参加、若い人たちは消極的ですよね
かくいう私も、一応まだ30歳前なんですが

少し分析してみました

まず、若い人たちは地域コミュニティの役割を知りません
しかしイベントへの「参加義務」や地域によってはなんらかの「仕事」があって、とかくめんどう

まるで自分のメリットにならないのに、デメリット(義務・役割)ばかりが降りかかる
これではそっぽを向かれてもしかたないですよね


まぁ、体育祭に参加したってメリットなんてないんですけど

こう言うと「お前はどっち支持なんだ」と言われそうですが
メリットを感じないのにとにかく「出ろ出ろ(参加しろ)」と言われるのはシャクだと思ったんで、まずは若い人たちに同情しました

欲を言えば、若い人には「とりあえず参加して自分でメリットを見つけるもんなんだ」ってことに気づいてもらいたいところですが、全日本的に「めんどうなことは役所まかせ」「警察まかせ」の風潮があるので若人だけ責める気にもなれないわけです

で、問題なのは「出ろ」しか言わなかった人なんじゃないかなって思ったんです

地域コミュニティに協力することに魅力を感じられないのは、個人的にはそれを教えてくれる人がいないから分からない、だから誰かがめんどうだと言ったらそれだけが際立ってしまう

以前はひとつの家にじーさまから孫さままで住んでいて、地域コミュニティに参加することの意義が分からなければ教えてもらえたし、じーさまがいなくても近くに住んでる人から情報が入ってきました

今は「家族」も「お隣」も非常に狭くなっていて、誰かが言っていましたが「日本全体が今、とても『内向き』になっている」状態です

だから外のことに目を向けられず、地域コミュニティに参加することが億劫になってしまう

体育祭、それ自体に参加するメリットはないんですけど(せいぜい運動ができる、くらい?)いろいろな地区の行事に出ることによってまわりに顔を覚えられる

親しい知人が増える

そうすると、今この国が抱えている問題――私たちが日ごろから国に要求しているニーズに、地域が応えてくれるようになります
保育所が足りないこと
老人ホームが足りないこと
障害者施設が足りないこと
就職先が足りないこと
お金が足りないこと

全ての解決を国に求めていませんか?
地域コミュニティがしっかりしてくれば、なんでこれくらいのことが社会問題化していたのかと思えるようになるのではないでしょうか

「それじゃ何のために国に税金を納めているのか」

そう思う人もいるかもしれませんが、それは違います
今も昔も税金は納めていました

地域が解決できることを国に丸投げするから、社会保障費が毎年1兆円ずつ上昇、なんて事態に陥るのです


つまらない体育祭、けっこうじゃないですか
実際、好きに生きていてもつまらないことだらけですよ

内向きに生活していて体育祭に目も向けずにいたら、楽しいかどうかなんて分かりっこないです
それより経験のないことにどんどん参加してみてはどうでしょう

変な宗教に引っかかったりしなければ、たいてい良い経験になるもんですって
経験者がそう言ってるんだから絶対ですって

まぁやっぱり体育祭は、言うほどおもしろくないんですけど

新しい世界がひらける、なんて陳腐な言葉ですけれど、そんな言葉すら私は「故(ふる)きを温(たず)ね、新らしきを知る」ような毎日を生きています


おもしろき こともなき世に おもしろく
-高杉晋作の辞世の句と言われている言葉-


2010.8.2

台湾と中華人民共和国

台湾と中国って敵対してるんですけど

この前、自称台湾人という飲み屋のねーちゃんに「台湾は中華民国だど」と言ったら一緒にいた私の友人ともども「それは中国では?」と言われました

ふむ、一般的には「台湾は中国の一部か」と再認識したのですが、しかしねーちゃんまで同じ認識とはこれいかに

中国がチベットやウイグル、台湾を念頭に「ひとつの中国」と言うたびに「何をいっているんだ?」と思うのは少数派でしょうか

と言うのも、台湾政府の成立はかつての中国国民党が(たしか中国共産党に)打倒され、逃げた先で樹立したのが始まり

それが現在の中国の場所に存在した「中華民国」
そして台湾を実効支配する政府は、「中華民国」を名乗っています

まぁ少し端折りますが、台湾は台湾で独立志向だし、中国はそれを認めないと言っている
常任理事国である中国は拒否権を持っているので、いつまで経っても「中華民国」は独立できないってわけです

で、ここまで引っ張ってきて何が言いたいかと言うと...

じわじわと中国に絡め取られていく台湾2010.7.22 JB PRESShttp://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4026

記事は長いので割愛しますが、要するに馬英九の政権(=国民党)が中国に妥協を始めているんですよ

それまでかたくなに中国と距離を置こうとしていたのが、経済を中心にどんどん融和的な立場を許しているんです
(全面的に悪いとは言いませんけど)

私はこれが日本にとって、今後の日本の行く末を占ううえで重要な先例になる気がするんです

日本と中国はまだ歴史認識や領海認識で対立があるのはご存知のとおり
そして中国は少しでも妥協すると「譲った」と見て一気にすべて持っていこうとする人たち(少なくとも中国共産党政権は一切遠慮しない)です

日本はそれでなくとも「弱腰外交」と国民から揶揄され、私なんかはその動向にハラハラされっぱなしです

最近では中国大使に伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏が着任し、なぜ学者とかじゃなくて商売人なのかと強い疑念を抱いたところです

中国大使が外交の全てとは言いませんけど、一事が万事、なんて言葉もあるくらいですから、注意のし過ぎなんてことはないでしょう

中国の大使じゃなければ気にしなかったんですけどね
中国側から見れば、貿易・経済に重きをおいた人選に映ったことでしょう

丹羽氏がどのような日本観、中国観を持っているのか、私は寡聞にして知りません
ウィキペディアによれば安保闘争に加わっていたとか

経済を含めた日中の「戦略的互恵関係」(最近コレ聞かないな...)を築くにあたり、台湾と中国がどのように共存を深めていくのか、私は憂慮とともに見つめていきます


2010.8.2


2010.8.5

この話題について書いてから早2日
撮り溜めしていた番組を消化していたら、「池上彰の学べるニュース」ですでに取り上げられていました

当然あちらのほうが微に入り細を穿つ内容で、ここで私が述べた中台関係とその歴史はほぼ網羅していて、二番煎じになってしまった気分です

ちょっと恥ずかしい

何やってんの?厚労省

何やってんの?厚労省は
当事者たちもそんなようなことを感じていた模様

政権交代の立役者だった「ミスター年金」こと厚生労働大臣の長妻昭氏
大臣就任以降は、下野した自民党から年金問題に限らず、矢継ぎ早な厚生労働関係の質問攻めにあい、すぐに限界を露呈しました

口さがのない言い方ですが、彼は「伝声菅」に過ぎなかったのです
野党時代、どこかからあるいは別の議員から「攻撃材料」を仕入れ、それを国会へ送り届けるだけのことしかしてこなかった

自分の興味のあることしか頭に入れず、また最悪なことに「代案」を用意していなかった

自民党政権時代、厚労省は毎年2000億円の社会保障費のシーリング(伸びしろの抑制)や、後期高齢者医療制度の創設(高齢者の医療費の切り分け)など、大局的に見て必要であろうことにまで、理念なき「反対のための反対」を繰り返してきました

反対をするのなら少なくとも代案を用意しておくべきでした

少なからぬ傲慢さを感じていたのですが、それはどうやら当事者...と言うか長妻氏のしたで働いている若手の職員たちも身に染みて感じていたようです


「長妻大臣指示に納得」1%…厚労省職員調査

厚生労働省の職員が、長妻厚生労働相ら同省に常駐する政治家の対応に不満を抱いていることが28日、二つの調査で明らかになった。

厚生労働省が同省職員を対象に行ったアンケート調査によると、長妻厚労相ら政務三役から「現実的なスケジュール感の観点から納得のいく指示が示されている」と思う職員はわずか1・0%だった。

アンケートは、長妻氏の肝いりで設置された同省の「若手プロジェクトチーム」が職員の意識を探ろうと行った。出先機関などを除く本省職員約3200人に無記名方式で実施し、うち約750人が回答した。

「現在仕えている上司について当てはまると思うものはどれか」と複数の選択肢を示して質問したところ(複数回答可)、長妻氏や副大臣、政務官の政務三役に対しては、「おごりを感じる」が48・0%に上った。一方、「厚生労働行政に対する想おもいやビジョン(構想)が伝わってくる」は14・5%、「速やかに相談できる」が1・2%と低い評価だった。

自由記述では、「(長妻)大臣と(職員と)の不信感が著しい」などの指摘もあった。

長妻氏は28日夜、「チームには、耳が痛いことを言ってくれと指示していた。政治主導がどういうものか、省内に説明が届くようにしたい」と記者団に語った。

(一部省略)
2010年7月29日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100728-OYT1T01171.htm

類似記事検索→http://news.google.com/news/story?ncl=dVMLYEb7nYBNSJMzb5HMKPJty-eaM&hl=ja&topic=p&ned=jp

本省勤務約3200人 うち750人が回答」って意外に少ないですね
ところで上記記事では掲載されていませんが、長妻氏は「提言してもらった方々の勇気と労力に敬意を表します」(MSN産経ニュース)と言っており、誰一人謝ることをしない民主党内では珍しいなと思いました

なお、政務三役のほかの二人はそれぞれ、

長浜博行氏「『おごっている』の意味が一体何を指しているのか。政治家は国民意識から離れている場合は選挙で負けるが、公務員にはそういった機能がない」(同産経)
山井和則氏「信頼関係をつくるにはどうすれば良いか」(日本経済新聞
と言っており、思わず「それが驕りだよ!」とツッコんだのは笑い話でしょうかねぇ

しかし、わざわざ「プロジェクトチーム」(こう読んでいるのが毎日新聞だけなのだが...?)を発足させたのに、まさか身内からここぞと攻撃されるとは思っていなかったんでしょうけど、それにしてもお粗末すぎる

本当に何をやってるんでしょうねぇ、彼らは
政治以外の話題に事欠かないけど、まさか焦点をそらすためにわざとやってるんでしょうか??

ところで長浜氏は「政治家は国民意識から離れている場合は選挙で負ける」と言っていますが、直近の選挙結果をどのように受け止めているのでしょうね


2010.8.2

選挙特番見た?

池上さん神発言集


時の人「池上彰」が2010.7.11の参院選で選挙特番を受け持ちました
もちろん私も「どうせなら池上を見んべ」とテレビ東京をウォッチ

上の動画はその番組の「カミ発言」(この場合は「事情を知悉した発言」と訳す)を編集してまとめたものです

本当に痛快でしたね
ジャーナリズムについて先にまとめたところでしたが、昨今の言うべきを噤み、取るに足らない揚げ足取りとは一線を画す切れ味に、胸のすく思いがしました

ジャーナリズムとはかくあるべきかと、このときほど強く思ったことはありませんでした

この番組の裏側を少し話しましょう
この番宣番組(番組を宣伝する番組。私はこれがあまり好きじゃない)で「テレビ東京から好きにやって良いといわれている」と池上氏が述べていましたが、全くそのとおりでしたね

公-明-党と創-価-学-会につながりがあること
民-主-党と日-教-組につながりがあること
どれも民放がこれまでタブーとしてきたことです

こんなことまでテレビで放送してしまって彼の身の安全が心配...とまで言い出す人がいるほどです

心配ながらも、これからも池上氏のますますの活躍を願ってやみません

ところで私は「にわか池上ファン」ではありません(……なんだこの弁解は)
週間子どもニュースでお父さんを演じて(?)いたときから一目置いていました
(そのときも私はすでにけっこうな大人でしたが)

彼はギャラが安いらしく、これからもテレビでの露出は増えることでしょう
嬉しいことですが、彼に頼りきった放送局の姿勢には冷ややかな目をしてしまいます

と言うのも彼もジャーナリストの一人に過ぎないので、番組サイドできちんと裏づけ取材を取った上で電波に乗せるべきじゃないかと思うのです

「池上彰の学べるニュース」で池上氏が「但馬牛も松坂牛も宮崎のスーパー種牛から」と言って、翌週の番組最後にそれが間違いであることを番組メッセージとして放送していました

彼は善意のジャーナリストであろうと思う(私自身は確信している)のですが、それでも番組がきちんと裏づけ取材を行って、いわばバックアップ・フォローアップしてあげる必要があると感じました



動画が消される前に、その発言をこの場を借りておぼえがきに→
①池上to谷亮子(民主党)
池上「(当選おめでとうののち)谷さんが立候補したことに関してはですねぇ、そもそも、政治の世界でがんばろうと言うのに、さぁオリンピックもやろう(目指そう)と言うのは、これはいくらなんでもやりすぎなんじゃないかという批判も、ずいぶんありましたが」

谷「(ちょっと言いにくそう)そうですね、批判と言う部分もあったと思いますし、ただその、一生懸命がんばる姿勢を応援してくださるというかたもたくさんいらっしゃいましたし、まぁでもわたくしはこうして、国民の皆様の清き一票をですね、お預けしていただいたと言うことで、本当にその気持ちを心から大切にして国政の場に活かしていきたいという思いと、あとは公務はおろそかにはしませんので、あのーそうですね、柔道の方も応援していただいてるんですけれども、きちんと公務の方も勤めてまいりたいと思います」

池上「
ということは国会の開会と柔道の試合が重なるようなことがあれば、それは国会を優先すると言うことですか?

谷「
当然そうです


②池上to中畑清(たちあがれ日本)
池上「そもそもはですね、読売新聞の渡辺会長に言われてここ(たちあがれ日本)から出ろと言われたんだって話がありますが、そうなんですか?」

中畑「いやいや(いや? いえ? えぇ? いえいえ? 肯定してんのか否定してんのかすら分からん)、色々と相談をしまして、長島さんや、あるいはオオタ監督とか、フクオカ先生という私の政治評論家の先生でもある先生(もはや何がなんだか...)にも相談したりして、自分の人生と言うものにそれなりにお前もこの世界で戦える男じゃないかなという判断をしていただいたんで、あるていど後押しをしていただいて決断しました」


③池上to枝野・民主党幹事長
池上「...あのそれはね、責任者として当然のことなんでしょうが、この多くの仲間が当選してきたとしても、かなり改選議席を下回るという情勢になってきている。えーこの責任は、さぁ誰にあるのかということが当然出てきますねぇ。いかがですか」

枝野「(ちょっと答えづらそう)まぁあのーまずはですね、あの一人でも多くの仲間に上がってきてもらうのを(期待しながら)、開票があくのを見つめていると言う状況でありまして、結果については選挙ですからしっかりと、最終的な結果が出たところで真摯に受け止めて、えーその国民の声にどうやって応えていくかということを考えていかなければいけないと思いますが、現時点で一人でも多くの仲間が競り合いを抜け出してほしいという段階です」

池上「つまり、結果が出るまでコメントできないと言うことですか?」

枝野「...(やや逡巡)と言うかあのー、結果が出て初めてその結果を受け止めて、国民の期待、声にどう応えていくのかと、おー言うことを考える段階に入るんだと思います」

池上「
じゃぁ質問を変えましょう。
自民党ではなくて、自民党があのー、それこそ谷垣さん(自民党総裁)が予想以上だと言っているほどに票を伸ばしているし、みんなの党も票を伸ばしている。これについてはどう解釈していらっしゃいますか?自民党ではなくて、自民党があのー、それこそ谷垣さん(自民党総裁)が予想以上だと言っているほどに票を伸ばしているし、みんなの党も票を伸ばしている。これについてはどう解釈していらっしゃいますか?」


④番外編
女性キャスター「谷亮子さんとも中継つながりますでしょうか。谷さん」

(呼びかけるも応答なし)

池上「谷さん中継つながり...ますか? あ、まだよその局との楽しそうな...」

(バックに谷亮子の映像だけは映っている。誰かと話している様子)

池上「どうもですねぇ、よその局の迷惑を考えずに質問を続けている人がいるようでありますが」

(真偽は定かではないが、ネットを拾い読みした限りではすべて古館が「犯人」でした)

⑤池上to蓮舫
池上「一番出なきゃダメなんですかという、あの発言が、結局自民党が一番でなきゃダメなんですと、一番一番と言う自民党のスローガンの一番に取られてしまいましたねぇ」

蓮舫「(苦笑)あの、他党のことは良く分かりません」


⑥池上to山口那津男・公明党代表
池上「(民主党と)連立を組むことはありえないということですか?」

山口「考えておりません」

池上「これはあの、特に公明党の支持団体の創価学会がですねぇ、菅さんやあるいは仙谷官房長官のことを大変嫌っているから、だから民主党と組むことはありえないと、こういうことを言う人もいますがその点どうですか」

山口「そういうことは全くないと思います。支持団体と我々政党は、政教分離で別な考え方で対応いたしますので。我々は政治サイドとして今申し上げたような考えを持っているということであります」





いやぁ、こうして改めて見ると、公明党代表の山口氏は他の人とはレベルが違うのがはっきり分かりますね

それにこれまでの公明党代表とも役者が違う気がしますねぇ
今までの公明党代表はどこか垢抜けない感じがしてそこが大衆的な魅力だったように記憶しているのですが、山口氏は良くも悪くも事務的で腰も落ち着いており、安定感を感じさせます

みんなの党より、民主党はむしろ公明党を警戒するべきでは? と考えていたのですが、終わってみれば議席を減らしており、少々腰砕けです

これから新聞各社の細かい分析が始まります
少数政党の動向にもその食指が伸びるものと思いますが、新聞社によってどう解釈するかが違ってくるので読み比べてみるのもおもしろいかもしれませんね

個人的には、たちあがれ日本から比例で出馬した片山虎之助氏のこれからを注目しています
たちあがれ日本からの出馬で唯一の当選ですから、彼の独特の切り口の言葉が重みを増すのは明白でしょう

と言っても国政に影響を与えられるかは未知数ですけどね
少なくとも「虎を退治」した「姫」とは比すべくもない当意即妙の、しかしやや悲観的な、おもしろい話が聞けるのは間違いないです

こういったいい意味での「おじいちゃん」が政界にはまだまだ必要だと思うのですが、まぁそれも投票のときに片山の「か」の字も忘れていた私が何を言っても「にわかか!」と怒られるでしょうけど

2010.7.12

外部に業務委託されるジャーナリズム

少し本論とは違うのですが、「ジャーナリズム」ってくくりで以下の記事を紹介します

中国スト、どうなる官製労組(ビジネスリーダー) 論説委員 飯野克彦 
5月半ば以来、中国・広東省に点在するホンダ系部品工場で賃上げを求めるストが相次いだ。中国では近年、労働争議が急増していたが、今回は世界的に注目を集めたのが、かつてない特徴だ。中国のメディアが大々的に報道したためである。

従来、中国のメディアが労働争議を具体的に報じることはほとんどなかった。今回のように微に入り細をうがった報道が飛び交うのは、空前とも言える。情報統制が厳しい国なので、報道の背景に共産党政権の姿勢を読み取るのは難しくない。
 2010/6/18 日本経済新聞
私は率直に、日経新聞らしくない記事だなぁと思いました
いくつか理由があるのですが、それは以下のような点からです

・タイトルで「官製労組」というものの存在に触れている
中国にいくつもある外資系企業でストが相次いでいるのは、新聞を読んでいる人はすでにご了知のことと思います

しかしこれが「官製」――つまり裏で国家が糸を引いていると言うのはデリケートな事実なのか、あまり新聞社は熱心に報道していませんね

労働組合が官製というのも日本人からは信じられない事実です
(...と言っても日本も今、力関係はむしろ逆ですが国と労組の蜜月関係がありますけどね)

最後の一文で「共産党政権が世界へアピールしているのだ」と『におわせ』ているわけですが、奥歯に物が挟まったような経済新聞らしからぬ物言いだと感じました

・「官製労組」と言うマイナーでセンセーショナルな言葉をわざわざ持ち出しておきながら、記事の中では説明がないどころか言及すらない

政権が主導して賃上げ圧力を加えていることをタイトルで指摘しておきながら、文中での焦点は政権の目論見がどこか、警戒を呼びかける内容です

題と文が一致しない
論説委員にしてはお粗末なような、それとも記事の中身の差し替えでもあったのか、いずれにしても疑問の残る記事でした

実際、ストや労働争議は、この時点ですでに終息しつつありましたし
(少なくとも連日続いていた中国国内での報道がなくなった)


官製労組の活動は賃上げ要求圧力だけではなくて、身内である別のスト参加者の行き過ぎをも沈静化したりする、なんて話もあるそうです

中国は絶対に民主化しない、してはいけない
恐るべき官製労働組合~「中国株式会社」の研究~その62
2010.06.11 
JBpress
JBpressを読んでいると、その官製労組は「適度な」とでも言うべき「ストのあたり」を探っていることを示唆しています
(JBpressの記事は毎度読み応えがあるんだけど、時間が惜しいときは長く感じる...A^^; )


今日の私はジャーナリズムに対する猜疑心と反目感情で話が長くなりそうですよ

さぁ、新聞社の取材力を検証したところで(してないけど)、そろそろ本題へ参りましょう
ターゲットはテレビ局の報道番組です

ニュース番組がみずからの取材力を切り捨て始めたのは、いつごろだったでしょうか
私は恐らく、ニュース番組でありながら新聞を紹介する不埒が横行し始めたのと同じ頃だと思います

それは委託を受けた番組制作会社が取材費をケチったから――それだけではありません
(報道番組までもが委託だの下請けだので外部に回されていると聞いたとき、テレビ局にジャーナリズムがないのだと知ってとても大きな衝撃を受けました)

もちろん取材費の切り詰めすなわち取材力の切り捨てが、ジャーナリズム凋落の直接の原因と考えていますが、その背景にはテレビ局から制作費下降の圧力があったのは明白です(カンですけどね!)

新聞記事を取り上げる→テレビで見た人が購入→売り上げに貢献した!
なんて言って、番組制作会社は新聞社からお金をもらってそうな気がするんですが、私だけでしょうか

ともあれ、取材力や分析力を有しない(もしくは低い)テレビ局の報道番組は、おしなべて単調で内容に乏しく、しかしそれをごまかすためにやたら情緒的で扇情的ですから見る気がしません
(かといってNHKみたいに潤沢な資金があるところが、報道番組内でほのぼの路線を敷いているときは「オイ、そんなことに金を使うなよw」と言いたくなりますけどね)

この熱心ではない報道者たちをうまく利用したのが、郵政選挙に代表される「古泉劇場」ですね
今でもあれが大成功で斬新に感じるのは、この手法がいかに現代の報道にマッチしているかを物語っていると思います

その手法の優れている部分を私なりに洗い出してみると
・情緒的、扇情的
・「敵」を明確にし、分かりやすく攻撃する
・論点を絞る
・大きくて誰の目にも届く錦の旗を掲げる
・誰を配役するかを意識する(これに限ってはほかの誰かではなくて「古泉一人」を貫きましたね)

気づいた人いますかねぇ
これって、去年の政権交代劇にも通じているんですよ

4年しか経っていないのに同じ徹を踏む日本人、大丈夫ですか?

信念を持って、確信に基づいて投票したのならそれが「日本人の選択」です
ですがこれだけ揺り戻しが大きかったのは、また踊らされた人が多数いるわけですよね

日本のジャーナリズムは滅びつつあります
しかしそのことに気づく人は、あまりにも少ない

テレビ局は傲慢で横柄な「他人任せの報道」を改め、世界のあるがままの姿を捉えるための努力を積み重ねていくべきです
そして、報道のあるべき姿を希求していくべきです

そのためには何が必要か
私たちには何ができるのか

私はそのためのたったひとつの、それも気が遠くなるような方法を知っています
ですがここでそれを高説する愚を犯したりはしません

代わりに伝えたいことがあります

毎日きちんとニュース番組を見ていますか?
あなたが毎朝見ているそのニュース番組、本当にニュース番組ですか?

新聞のテレビ欄では、ニュース番組の前には「N」と書かれているんですが、まさかニュースを見ているつもりでエンタメ番組を見てないですよね

ニュース番組はどこへ向かうものか
それはきっと、あなたが見ている方向へと進路を取ることでしょう

刹那的な楽しさばかりを求めていては、とんでもない方向へ行きかねません
いろいろな情報に触れてその真贋や価値を見定める能力を育て、あなたが目指すべき方向を見つけ出してください


...え? 時間がもったいない? どうやっていいか分からない?

なぁに、80年もある人生だ
半分遊んだって40年もあまるんだし、気長にいこうや

2010.6.25